コマンド・コンソールを利用する

あなたがグローバル管理者である場合、コマンド・コンソールを利用した特定のセキュリティ・コンソール操作を実行できます。本ツールを利用すると、リアルタイムの診断およびアプリケーションのバックグラウンドでの活動の閲覧が可能となります。

helpと入力して、すべての利用可能なコマンドおよびそれらの説明のリストを閲覧可能です。詳細については、利用可能なコマンドをご参照ください。

コマンド・コンソールにアクセスする

グローバル管理者は、管理機能を実行するためセキュリティ・コンソールへのアクセス権を有しています。コマンドのリストについては、利用可能なコマンドをご参照ください。

Windowsでコマンド・コンソールにアクセスする

  1. セキュリティ・コンソール・ウェブ・インターフェースの管理タブをクリックします。

セキュリティ・コンソールに管理ページが表示されます。

  1. トラブルシューティング項目と共に表示されている、実行コンソールコマンドへのリンクをクリックします。

コマンドを入力するボックスが付記されたコマンド・コンソール・ページが現れます。

  1. コマンドを入力します。
  2. 実行をクリックします。

Linuxでコマンド・コンソールにアクセスする

Linux内でセキュリティ・コンソール・ウェブ・インターフェースを利用するには

  1. まだ進行中でない場合、コンソール・スクリーンセッションを開始します。

ホストが遠隔である場合、SSHを利用して最初にログオンします。

  1. コマンドを入力して、ENTERをクリックします。

アプライアンス上でセキュリティ・コンソールを実行している場合、アプライアンスのLCDを使用して、またはセキュリティ・コンソール・ウェブ・インターフェース経由で、すべての操作を実行可能です。

アプライアンスLCDの使用の詳細については、ヘルプサポートページからダウンロード可能な、インストールおよびクイックスタート・ガイドをご参照ください。

利用可能なコマンド

利用可能なコマンドのリストは以下の通りです。角括弧内のテキストにはオプションのパラメータが含まれており、アクション詳細で説明されています。山括弧内のテキストには変数が含まれています。

コマンドアクション
activate本アプリケーションを製品キーで有効化します。
database diagnosticsウェブ・インターフェースに表示されるアセット、サイト、アセット・グループ、スキャン、またはノードのカウントに影響を与え得る、データベースの矛盾一部削除されたサイト、または欠如した概要データなどをチェックします。
[show] diag[nostics]セキュリティ・コンソールについての診断情報を表示します。
exitセキュリティ・コンソール・サービスを停止します。
garbagecollectデータオブジェクトの保存に使われなくなったドライブのスペースを解放するJavaアプリケーションである、ガベージコレクタを起動します。
get property [<name>]スキャン・エンジンに関連するパラメータに割り当てられた値を表示します。例get property os.version。セキュリティ・コンソールは以下を返しますos.version=5.1. パラメータ名なしでget propertyを入力すると、セキュリティ・コンソールはすべてのプロパティおよび関連値をリストします。セキュリティ・コンソールとスキャン・エンジンとの間の交信のために本アプリケーションが使用する、IPソケット番号といった、特定プロパティを表示・設定可能です。その他のプロパティはシステム専用であり、表示はできますが設定はできません。
heap dumpJavaガベージコレクタにより集積されたすべてのデータおよびメモリアドレスをダンプまたはリストします。ダンプファイルはnscディレクトリ内で、heap.hprofとして保存されます。
helpすべての利用可能なコマンドを表示します。
license request from-email-address [mail-relay-server]新規ライセンスのリクエストを電子メール送信します。email-addressパラメータは、リクエスターとしてのあなたのアドレスです。任意のmail-relay-serverパラメータは、電子メール送信のためのライセンスサーバーの接続先である、内部アクセス可能なメールサーバーを指定します。このコマンドを実行すると、電子メールが送信されたというメッセージが本アプリケーションに表示されます。ライセンス・ファイルを受信したら、そのコンテンツを修正せずにnsc/licensesディレクトリ内に保存してください。ライセンスには.lic拡張子が付いています。
log rotatensc.logファイルを圧縮・保存し、その後新規ログを作成します。
ping
host-address
[tcp-port]
ICNMP ECHOリクエスト、ICP ACKパケット、およびTCP SYNパケットを使用して指定のホストをPingします。デフォルトのTCPポートは80です。
quitセキュリティ・コンソール・サービスを停止します。
restartセキュリティ・コンソール・サービスを停止して、その後再起動します。
[show]
schedule
スキャン、自動アップデート・リトリーバ、時間的リスク・スコア・アップデータ、およびログローテーションの、現在スケジュール化されているジョブを表示します。
show host名前、アドレス、ハードウェア設定、およびJava仮想マシンJVMのバージョンを含む、セキュリティ・コンソール・ホストについての情報を表示します。また、このコマンドはデータベース、スキャン、レポート、およびバックアップに関するインストールに使用されるディスク容量の要旨も返します。
show licenses現在使用中のすべてのライセンスについての情報を表示します。複数ライセンスを一度に操作可能です。
show locked accountsセキュリティ・コンソールによりロックアウトされている、すべてのユーザーアカウントをリストします。本アプリケーションは、不正なパスワードで何度もログオンを試行するユーザーをロックアウト可能です。
show memメモリ使用量についての統計をリストします。
[send] support [from-email-address] [mail-relay-server]
[message-body]
セキュリティ・コンソールおよびスキャン・エンジンにより生成された、トラブルシューティング・サポートに関するログを送信します。デフォルトでは、本アプリケーションはHTTPS経由でログサーバー宛てにリクエストを送信します。あるいは、送信者の電子メールアドレスまたはアウトバウンドのメール・リレーサーバーを指定して、リクエストを電子メール送信することが可能です。電子メールリクエストと共に、簡潔なメッセージも入力可能です。このコマンドを実行すると、スケジュール化されたスキャン、自動アップデート、および診断を含むログデータのスクロールリストが、セキュリティ・コンソールに表示されます。
[show] threads使用中のアクティブなスレッドのリストを表示します。
traceroute host-addressフォントの大きさが他の文章と異なるとコマンド内で指定したホスト名またはIPアドレスとの間のIPアドレス・ルートを決定します。このコマンドを実行すると、セキュリティ・コンソールにすべてのstopsまたは任意ルート上のデバイスのIPアドレスのリストが表示されます。
unlock account <name>コマンド内の名前のユーザーアカウントのロックを解除します。
update engines保留中アップデートをすべての定義されたスキャン・エンジンへと送信します。
update nowアップデートをチェックし、セキュリティ・コンソールが次のアップデートを自動的に検索するのを待たずに、手動で即座に適用します。
[ver] version現在のソフトウェアバージョン、シリアル番号、一番最近のアップデート、およびセキュリティ・コンソールとローカル・スキャン・エンジンについてのその他の情報を表示します。このコマンドにconsoleを追加すると、セキュリティ・コンソールのみについての情報が表示されます。このコマンドにenginesを追加すると、ローカル・スキャン・エンジンおよびセキュリティ・コンソールとペアリングされたすべての遠隔スキャン・エンジンについての情報が表示されます。
?すべての利用可能なコマンドを表示します。