単一サイト内での多数のアセットのスキャン速度を、スキャン・エンジンをプールすることで改善可能です。プール化により、1つの大きなサイトをスキャンするときの作業量が複数のエンジンへと分割され、プール利用度が最大化されます。
またエンジン・プールは、耐障害性のケースで役立つ場合があります。例えば、プール内のスキャン・エンジンがスキャン中に失敗した場合、そのプール内の別のエンジンへと、当該アセットのスキャンタスクが転送されます。
注意: スキャン・エンジン・プールのライセンスがあるかを確認するには、契約ライセンスがサポートする機能を調べるをご参照ください。
サイト設定中にスキャン・エンジンを追加することが可能です:
スキャン・エンジン・プールを作成する
スキャン・エンジン&プール表
グローバル管理者である場合は、管理 タブを使用してプールを作成することも可能です:
サイト設定外で、管理タブ経由でプールを作成する
スキャン・エンジン・プール設定ページには、利用可能なすべてのエンジン(ホスト型/ローカル・エンジンは使用できませんので表示されません)、それらが属するプールの数、関連するサイトの数、およびそれらのステータスが表示されます。
注意: ステータスがアクティブであるエンジンのみが、プール内で有効となります。ステータスが不明または認可保留中であるエンジンが表示される場合、それらはプールに追加可能ですが、ロード・バランシングに寄与することはありません。セキュリティ・コンソールのペアリング方法に関する指示については、分散型スキャン・エンジンを設定するをご参照ください。
プールのあるスキャン・エンジン・ページ
ヒント: スキャン・エンジン・プールの最適な配備設定に関する情報については、管理者ガイドのスキャン・エンジン・プールを配備するとタイトルが付けられたセクションをご参照ください。
単一スキャン・エンジンを個別サイトに一致させるよう、本アプリケーションを設定済みかもしれません。プール機能を使用し始めようとして、単にこれらのエンジンをプールに移動しても、最適な結果が得られない場合があります。
結果最適化のため、サイト設定に以下の調整を行うことが可能です:
注意: 小さいサイトを置換する大きいサイトを作成する場合、事前集約したサイトを削除すると、それらからのデータが失われます。
ヒント: 使用するスキャンスレッドを増やすと、スキャン完了をさらに迅速化できます。エンジンの稼働率にすでに達している場合は、RAMを追加してスレッドの量を増やすことが可能です。スキャンパフォーマンスの調整に関する詳細については、同時スキャンタスクによるパフォーマンスの調整。